Abyss Creations:AI搭載の女性型等身大ドール【RealDoll X 】【Harmony AI】リリース決定「Siriのようなパーソナルアシスタント」

Abyss Creations:AI搭載の女性型等身大ドール【RealDoll X 】【Harmony AI】リリース決定「Siriのようなパーソナルアシスタント」


創造主マット・マクマレン

19世紀後半、遠く、インドネシアで取り引きをしていたオランダ人商人たちは、本国に残してきた妻を思い、竹や籐で編まれた、筒状の抱き枕を愛でていた。

竹夫人と呼ばれたそれは、150年ほどの時間を経て、等身大の女性型AI搭載ドールとして、我々の目の前に姿を現す。

自身をアーティストと自称する「Matt McMullen(マット・マクマレン)」は、等身大ドールメーカー「Abyss creation(アビス・クリエイション)」のCEOだ。

1997年に会社を立ち上げ、20年以上、シリコン製の等身大女性ドールを、世界の男性、そして女性のために作り続けてきた。

マット・マクマレンは、近年「Realbotix」という新プロジェクトを立ち上げ、等身大ドールに人工知能(AI)を搭載し、販売をすることを実現させた。

Realbotix社のホームページでは、既にプレリリースの受け付けを開始。

2018年4月下旬からの販売を予定している。

RealDoll Xの特徴

8つの大きな特徴を紹介

販売される人工知能(AI)を搭載した、シリコン製の等身大女性型ドールは「RealDoll X」と名付けられている。

RealDoll Xの特徴は、以下のとおり

・「animagnetic」と名付けられたロボットヘッドを標準装備

・目は、専用のアプリと同期し、周囲を見回す(内蔵カメラが開発中)

・リップニングシステムにより、発音と同調して唇が動く

・首は機械関節により左右、上下に駆動。モジュラーアダプターにより、さまざまなボディにフィットする

・ボディの機械駆動は未装備だが、手動によりさまざまなポージングが可能

・内部ヒーターを装着可能

・タッチセンサーを装着可能。センサーは専用アプリと連動する。

・専用のアプリがヘッドとBluetoothにより同期。好きなように動かすことができる

残念ながら、ロボットとして駆動するのは頭部のみ。

ボディの機械駆動は、現在開発中の段階である。

表情の変化はかなりのもの

ロボットヘッドの作り出す、美しい女性の魅せる表情は、かなり自然なものとなっている。

AI搭載女性型ロボットとして、世界的に有名な「Sophia」にはまだ及ばないものの、その差はもう僅かという印象だ。

市販レベルの量産品で、ここまでの再現力は、CEOであるマット・マクマレンのもつアート性ゆえのものであろう。

個人的には、眉の動きがよく出来ていると感心している。

尚、表情の動きについては、動画を観た方がわかりやすいと思うのでロサンゼルスの健全なニュース番組「FOX11」で放送された、全年齢が閲覧可能な動画を紹介する。

Harmony AIを紹介

ユーザーとドールをつなぐアプリケーション

前述したように、ドールのロボットヘッドは、専用のアプリケーションと同期、制御されている。

詳しくは、アプリケーションがAIであり、アプリからの信号でロボットヘッドが駆動しているわけだ。

アプリケーションの名前は「Harmony AI」

このAIシステムにより、ユーザーは、ドールと、友達にも恋人にもなれる。

ユーザーは、Harmony AIのアプリ内で、独自のカスタマイズで恋人を作成。

恋人は「アバター」と呼ばれ、等身大ドールをリンクさせ、会話やコミュニケーションを楽しめる。

カスタマイズの仕様は多彩で、

・髪、顔、カラダの変更が可能

・衣装の変更が可能

・音声や、アクセントの変更が可能

・10の異なる特性を選択し、性格の特性をカスタマイズ可能

と、かなり自由度が高い。

また、アバターは設定や記憶を保存して、他のアバターと切り替えることが可能。

ひとりで複数の人格を楽しむこともできるし、複数人で一体のドールを楽しむこともできる。

なにより最大の特徴は「AppleのSiriのように、コミュニケーションが可能」ということ。

その真偽は定かではないが、女性AIとの甘いひとときを楽しむためには、自然言語の理解が不可欠といえよう。

プラットフォームはAndroid

ユーザーとドールをつなぐアプリ「Harmony AI」のプラットフォームは、Android。

iOSでのリリースも開発中とのことである。

また、内容が未確認であるが、アプリはVRに対応。

予想されるに、VR専用グラスを使用することで、カスタマイズしたアバターを鑑賞できるのであろう。

マット・マクマレンの本気

Abyss creationが、革新的なプロジェクトを、ここまで成功させることが出来たのは、なによりもCEOであるマット・マクマレンの熱意であろう。

彼は、自身のポリシーとして「世界で最も美しい人形を作っている」というものがあり、同時に「何事も、本物に勝つことはないことは明らか」というものがあった。

そして、なによりチームの結束力。

写真に写る、プロジェクトメンバーは、IoTの分野において、たいへん大きな功績を残してきた面々である。

彼らが、マット・マクマレンの情熱に付き添い、プロジェクトをひとつの形にした。

150年の時を経て、新たなステージに上がった等身大ドールの歴史。

人工知能の第一人者であるDavid Levy(デービッド・レビー)は、2050年にはAIロボットと人間の結婚もあり得るという見解を示している。

尚、2018年4月下旬に発売予定のRealDoll Xは、ロボットヘッドのみで約100万円。ボディは約60万円程度を予定されている。