日本のAI事業:2018年上半期【ベンチャー・スタートアップ企業編】まとめ

日本のAI事業:2018年上半期【ベンチャー・スタートアップ企業編】まとめ


日本国内の若手AI事業を紹介

2018年上半期のまとめ記事

2018年上半期の日本国内の大手、老舗企業・メーカー・機関による「人工知能・AI」に対しての活動や事業についてまとめた前回に続き、今回は「ベンチャー企業」「スタートアップ企業」のAI事業についてまとめてみる。

大手・老舗企業編はコチラ→日本のAI事業:2018年上半期【大手・老舗企業編】まとめ



これから紹介する記事の数々は、2018年上半期に当ブログ「人工知能ムスメは独身男の夢を見るか?」で取り上げた国内企業・団体・機関の記事である。

以前、当ブログでは、

日本:世界的にAI研究に遅れる日本の事情

というタイトルで、日本におけるAI事業の危機について紹介した。

依然、その状況は変わることはないが、世界と戦える「起爆剤」たる事業も少なからず動き始めている。

「ものづくり日本」

の看板を再度掲げ、巻き返しに図る2018年後半に向け、いま一度、それら日本のAI事業を見なおしてみよう。

なお、紹介順は50音順となっている。

 

ej works

AI搭載のインフォロイドサイネージを開発・設置

企業・団体名 株式会社イージェーワークス
所在地 神奈川県横浜市港北区新横浜3-1-9
事業内容 インターネット接続サービス事業 / WEBインテグレーション事業
創業年 2000年

横浜市のネット事業を担う株式会社イージェーワークス。

多目的ホール「横浜アリーナ」内に、音声会話が可能なAI搭載のインフォロイドサイネージを設置。

地元の専門学校とタッグを組み、キャラクターの開発を進めた。

 

スマイルラボ

目覚し時計の機能を搭載したコミュニケーションAIの開発

企業・団体名 株式会社スマイルラボ
所在地 東京都渋谷区恵比寿南1-9-6
事業内容 インターネットコミュニティサービスの開発・運営
創業年 2008年

スマフォアプリ「AI搭載目覚ましカレンダー アイル」を開発。

美少女AIキャラクターとコミュニケーションをとることができる。

課金やガチャシステムにより、新規ボイスを入手することも可能。

 

SELF

企業向け「新入社員育成用」コーチングAIを開発

企業・団体名 SELF株式会社
所在地 東京都新宿区西新宿8-15-3
事業内容 コミュニケーションAIの開発・サービスの提供
創業年 2014年

大手企業にも定評の高いコーチングを行う「ビジネスコーチ株式会社」と提携し、同社のサービス「クラウドコーチング」内にて「AIコーチ・マイコ」として導入。

「第一生命」「小田急電鉄」「TV朝日」「岡谷鋼機」といった大企業にて、新入社員にコーチングレッスン中。

また、iPhoneのみであった「SELF:人工知能(AI)があなたの生活をサポート」のAndroid版もリリースし人気を博している。

 

DataGrid

アイドル自動生成AIの開発

企業・団体名 株式会社データグリッド
所在地 京都府京都市左京区吉田本町36番地1
事業内容 クリエイティブAIの開発
創業年 2017年

京都大学から発祥したベンチャー企業「株式会社データグリッド」自ら画像、音楽、テキスト等を生成する「クリエイティブAI」の開発を進めている。

その一環として「アイドル自動生成AI」を開発、発表した。

 

ティファナ・ドットコム

接客用人工知能「さくらさん」の開発・設置

企業・団体名 ㈱ティファナ・ドットコム
所在地 東京都目黒区大橋2-22-7
事業内容 Web制作事業 人工知能戦略事業
創業年 2000年

音声対話が可能な、接客用人工知能「さくらさん」を開発。

大手ショッピングモールである「イオンモール」をはじめ「SBY SHIBUYA109」「秋葉原 あみあみ」などにも設置。拡大を広げている。

 

Deaps Technologies

監視AIサービスの開始&スマートフォン用「音声アシスタントAI」

企業・団体名 Deaps Technologies 株式会社
所在地 東京都中央区新川2-20-8
事業内容 モバイル Webアプリの企画・開発事業
創業年 2016年

おでかけガイドアプリ「Deaps」はAIによりユーザーの趣味嗜好にあわせた観光スポットを教えてくれるスマフォアプリ。

独自化された情報を提供してくれるSNSアプリであるが「QRコード」を使って紙面の情報と連携する機能も搭載している。

 

HEROZ

将棋AIで培ったAI技術を用い「企業向けAI」での覇権を目指す

企業・団体名 HEROZ株式会社
所在地 東京都港区芝5-31-17
事業内容 AI・インターネットサービスの企画・開発・運営
創業年 2009年

並み居るプロ棋士に連勝し、世界最高峰のレベルと名高いポナンザを開発した、HEROZ株式会社。

世間や投資家の目に、HEROZのメンバーは、日本を代表する世界と渡り合えるAI開発集団として映っているだろう。

既に、HEROZが開発、提供している企業向けの、顧客マーケティングや市場予測のAIサービス「HEROZ Kishin(棋神)」は、日本の経済を支える、幾つもの大手企業で利用されている。

 

FACTBASE

仮想通貨市場の動向やニュースをAIがアラート

企業・団体名 株式会社FACTBASE
所在地 東京都文京区湯島4-2-3
事業内容 仮想通貨データサービスの提供
創業年 2017年

仮想通貨関連の情報をAIが精査し、価格変動に大きく関わると思われる情報をアラートとしてユーザーに報告するシステムを開発。

SIGNAL App、SIGNAL Alert、SIGNAL Board という3つのサービスにより、ユーザーの仮想通貨売買を手助けする。

 

ベンチャー・スタートアップ企業編 まとめ

今回の「日本のAI事業:2018年上半期」は「ベンチャー・スタートアップ企業編」と銘打ち、西暦2000年以降に創業、設立された企業や機関のみを集めて紹介させて頂いた。

もちろん記事になっていない、これら以外のAI事業も山のようにある。

ムカシからの空想話を現実にする企業群の台頭

1927年(大正16年)に製作されたドイツ映画「メトロポリス」

SF映画の原点にして頂点といわれているこの映画に登場する女性型アンドロイド「マリア」こそ、現代まで続く幾多もの作品に登場してきた「ロボット」「アンドロイド」「人工知能」というイメージの起源だ。

約90年以上前に生まれた空想のハナシは、2018年において真実味を帯びてきている。

人工知能・AIや、ロボットとのコミュニケーションは「未来」というワードから生まれる夢のひとつに間違いない。

今回まとめた「日本のAI事業 ベンチャー・スタートアップ企業編」において、この夢物語に挑戦する企業が多かったことが特徴として挙げられる。



人工知能・AIとのコミュニケーションは、先行する「音声アシスタントAI」であるAmazon Alexaや、Google Assistant、Siriのように、確固たるビジネスの商材として確立している。

方向性こそ、音声アシスタントAIとは違うが、今後これらのAIが大きく我々の生活と関わってくる可能性は十分にある。今後も、これらをはじめとしたベンチャー・スタートアップ企業の動向を追っていこう。