Amazon Echo:AlexaのアップデートによりGoogle Homeを引き離す!? 「自然な会話への追求」

Amazon Echo:AlexaのアップデートによりGoogle Homeを引き離す!? 「自然な会話への追求」


Amazonの新たなる挑戦

スマートスピーカーの開発、製造、販売において、全ての企業より先行している「Amazon」

Amazon Echoは、スマートスピーカーのオリジンゆえ、月日の経過により「過去の遺物」となりうる危険を伴っている。

しかし、挑戦することにアグレッシブなAmazonは、常にAmazon Echoをスマートスピーカーの最前線に立たせるべく、新たな施策を試みる。


その手始めとして、Amazon Echoの音声アシスタントAIであるAlexaは「過去に質問されたことを覚えているようになる」バージョンアップを行う予定だ。

会話も自然になり、コマンドも常に「Alexa!」と始める必要はなくなるという。

また、必要とされるスキルを判断し、明示的に命令されなくても自動的にそのスキルを発見し起動する。

Amazonではこれを手はじめに、年内に繰り返しAlexaの機能強化を行っていくという。

Amazonの音声アシスタントAIは、それぞれのユーザーのニーズにフィットし、さらに役立つようになる可能性大だ。

Google Assitantへの対抗

物事を記憶できることは、Amazon Echoの対抗馬である、Google社のスマートスピーカーの音声アシスタントAIである「Google Assistant」でもいちばん役立つ機能だ。

Alexaとしてはもどうしてもこの面で追いつく必要があった。

また、Alexaはいっそう自然に会話できるようにアップデートされる。

Alexaが会話の「文脈、前後の脈略」を記憶する「コンテキスト・キャリーオーバー」と呼ぶ能力を備えると、質問に続く次のコマンド、質問をいちいち「Alexa!」と呼びかけて始めなくてもよくなる。

これまでのバージョンでは、

ユーザー「Alexa! 渋谷の天気を教えて」

Alexa「渋谷の天気は晴れです」

ユーザー「Alexa! 明日の渋谷の天気を教えて」

Alexa「明日の渋谷の天気は雨です」

という流れであったが、コンテキスト・キャリーオーバーの機能を備えたなら、

ユーザー「Alexa! 渋谷の天気を教えて」

Alexa「渋谷の天気は晴れです」

ユーザー「明日は?」

Alexa「明日の渋谷の天気は雨です」

このように変化する。

更には、Alexaは文脈的に「渋谷のこと」と捉えているので、これに続けて「おすすめのレストランは?」と聞けば、グルメサイトの「食べログ」から、ランキングの高い渋谷のお店を選んで、ユーザーに教えてくれるようになる。

スキル起動も自然に

Alexaに導入されるアップデートにはスキル(Amazon Echoでのアプリの呼称)の自動起動がある。

Alexaの能力を拡大するため、多数のサードパーティー製の音声アプリが開発されている。

現在では、ユーザーはこのスキルを起動させるために、

「Alexa! Radikoを開いて」のように、スキル名を呼ばなければならない。

今後のアップデートにより、ユーザーはこのめんどくさい発声を、しなくてよくなる可能性が高い。


ユーザーがAmazon Echoに対して「Alexa!◯◯して欲しい」という要求に対して、数あるサードパーティースキルの中から、それを達成するのにマッチしたスキルを選出し、それをユーザーに推奨するのだ。

ユーザー「Alexa! 東京ドームに行きたいのだけど、行き方がわからない」

と、質問すると、

Alexa「”Navitime乗り換え案内”というナビゲーションスキルがありますが、利用しますか?」

というように、返ってくる。

それを使用するかしないかは、ユーザーが決めることだ。

また、この機能は、Amazon側の利益収入にも繋がる。

プロモーションを行い、利用ユーザーを増やしたいサードパーティ企業は、Amazonに対して、コマーシャル料を支払う。

そうすると、そのスキルはAlexaが推奨するものの順位の高いところに置かれ、ユーザーはそのスキルと出会いやすくなるという仕組みだ。

最後に、これらのアップデートについての日程は未定。

アメリカ、イギリス、ドイツが先行して行われる予定だが、Amazon Echoの普及率が月を追う毎に上がっている日本でも、かなり早く行われることだろう。