AIの活用で「介護利用者の生活の質向上を目指す」石川県の頭脳が集結!!

AIの活用で「介護利用者の生活の質向上を目指す」石川県の頭脳が集結!!


石川県で介護業務の革命が起こる?

金沢工業大学とロジック株式会社が提携

石川県野々市市にある「金沢工業大学」

1957年に創立された私立大学である。

「教育付加価値日本一の大学」を目指し、入学時と卒業時の力の差を重要視していることから、課題が多い大学としても有名である。

また、その成果が評価され地方にありながらも常に高い就職率を維持していることでも有名だ。

金沢工業大学は、金沢市にある医療・介護系の事務所と提携し、人工知能(AI)を使って、介護施設に勤める職員の業務を効率化する技術の共同研究を始めた。



金沢工業大学と提携する「株式会社ロジック」は、1995年に設立された医療・介護業務を中心としたヘルスケア事業社。

スマートフォンを利用した、訪問介護・介護支援クラウドサービスを全国的に先行して展開しており、7万人を超える介護利用者と、年間1,000万件以上の介護記録を、ビッグデータとして蓄積している。

共同研究プロジェクトの概要

第1フェーズ「介護計画書の自動作成」

金沢工業大学は情報技術AI研究所が、AIやIoT、ビッグデータに関する研究に取り組んでいる。

AIを問題発見、解決に活用する社会実装型教育および研究を全学体制で進めている。

ロジック株式会社との共同プロジェクトでは、第1フェーズとして、介護計画書の自動作成をAIにより実現する予定だ。

3ヶ月毎に更新する介護計画書の作成は介護職員の大きな負担となっている。

AIがビッグデータを解析し、利用者に最適な介護計画書の自動作成を行うことで、業務負担を軽減する。

第2フェーズ「介護利用者の生活の質向上」

プロジェクトの第2フェーズは、AIの解析結果をもとにした介護利用者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)の向上だ。

介護サービスの記録に加え、介護利用者のビッグデータをAIが解析し、介護利用者の自立支援や、ケアの活性化、予防介護、重度化防止によるQOLの実現を目指している。


厚生労働省では、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目処に、「地域包括ケアシステム」の構築を進めている。

金沢工業大学と、ロジック株式会社は、自立生活の支援を、AIを活用して行うとともに、「地域包括ケアシステム」の構築に向けて、AIによる解析結果を、役所やスーパー、宅食、医療、歯科、薬局などのさまざまな職種が利用できるよう、APIの提供を行っていく予定だ。