Google:AIが「音声で会話」電話予約する【Duplex】発表! 会社をサボる電話もAIがしてくれる未来がくる!?

Google:AIが「音声で会話」電話予約する【Duplex】発表! 会社をサボる電話もAIがしてくれる未来がくる!?


GoogleのAI技術は加速する

アメリカの現地時間5月9日に開催された、Google I/O 2018で発表された、AI関連のキーノートスピーチから、もうひとつ魅力的な話題を。

Googleのスマートスピーカー「Google Home」をはじめ、Android端末 or iPhoneでも使用可能な音声アシスタントAI「Google Assistant」の新機能を紹介する。


この新機能は、現段階ではまだGoogle Assistantに装備されるものではないが、実装へ向けて着々と進行中。

Google I/O 2018では、そのデモが実演され話題を呼んだ。

その内容とは「Googleアシスタントが、ユーザーの代わりに、店舗に電話をかけてくれる」というものだ。

新機能名は「Duplex」

二連式、二軒建ての意味を冠する、新たな機能「Google Duplex」

Google I/O 2018で行われたデモでは、ユーザーから依頼された指示

「美容室に予約を入れておいて」という内容に対して、Google Assistantは、

・ユーザーのスケジュールから空いている時間を検出する

・過去の履歴からユーザーの好みの美容室を検出する

・美容室へ電話をかける

・美容室の店員と、Google Assistantが音声で会話をする

・予約を完了させ、ユーザーのスケジュールに内容を追加する

という一連の流れを見せた。

Duplexの機能により、美容室の店員に予約の電話をするGoogle Assistantの音声はたいへん流暢で、電話の向こうの相手には「AIと喋っているとは思えない」印象だ。

また、このような予約や、旅券を取得するといったケースの場合、ユーザーの希望通りの時間や日付が抑えられない場合もある。

その際、Google Assistantは若干ズラした時間や日付でそれらを取得できるようにすることもできる。

まさに、ユーザー専属の秘書といった感じだ。

用途はさまざま。主婦にも便利

可能にしたのは自然言語の理解

新機能「Google Duplex」は、2018年夏に「Duplex Inside Assistant」の初期テストを実施し、ユーザーがレストランの予約や美容室の予約、電話による休暇の取得を手助ける予定だ。

この技術の根幹にあるのは、人工知能(AI)による「自然言語」の理解と、伝達だ。

自然言語 とは?

人間によって、日常のコミュニケーション、意思疎通のために用いられる、国家的、文化的背景を持って自然に発展してきた言語。

現在・・・いや、少し前までの音声アシスタントAIと、人間による会話は、自然言語ではなく「形式言語」「人工言語」で行われていた。

自然言語と、形式言語、人工言語の大きな違いは「意思の疎通」である。

Google Assistantは、この「意思の疎通」ともいうべき、会話の中での「文脈」を読みとるまでに進化を遂げた。

これにより、ユーザーとはもちろん、電話の向こう側の、美容室の店員や、旅行代理店のオペレーターとも、会話および交渉が可能となったのである。

煩わしい、複数箇所への電話連絡を解決

Duplexが今後、日常的に利用できるような未来は、そう遠くない。

今後は、Google Assistantが、ユーザーの代わりに、さまざまな店舗への電話予約や、電話注文を行ってくれるようになる。


例として、幼児がいる家庭では、こんな利用方法も可能だ。

5歳の娘が熱を出し「冷えピタを用意しながら」「クスリを探しながら」「ぐずる娘をあやしながら」という慌ただしい中で、Google Assistantに、

「OK Google! 娘が熱を出したから、病院と幼稚園と会社とお母さんに連絡しておいて」

と伝えれば、病院へ通院の電話予約、幼稚園への休みの電話連絡、自分の会社への遅刻の電話連絡、そして母親に、自分が会社へ行っている間に娘の面倒をみてもらうための電話連絡を、全てこなしてもらえる。

全ての対応が終わったならば、Google Assistantは、病院への通院時間と、母親が家に来る時間を、音声でユーザーに伝え、内容をスマフォのスケジュールに追加してくれる。

「子供が熱を出した」というだけで、何にもの人に電話越しにアタマを下げなくてはいけなかったのも、Duplexでかなりラクに、効率的になるだろう。

独身男45歳の嘆き

独身男の私は、ひとつ前の離婚をしてから独身の時代・・・

つまり、1回めの離婚から再婚までの期間。私は小学生の息子と、幼稚園児の娘を男手ひとりで養っていた。

小学生の息子が熱を出したときなどは、息子の看病はもちろん、娘の幼稚園へ行く支度、学校への電話連絡、登校班への電話連絡、職場への電話連絡、母親への電話連絡・・・と、大慌てな朝の時間を何度も体験している。

「Duplexが、20年くらい前に存在してれば・・・」

記事を書きながら、そんなことを思ってしまった。