GoogleのAI「子AI」出産:AIがAIを生み出す世界は2022年に到来?

GoogleのAI「子AI」出産:AIがAIを生み出す世界は2022年に到来?


人工知能:AIが、人工知能を産み出す。

映画「ターミネーター」や「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の中で起こっていた衝撃が、現実でも起こった。

舞台は、我々の生活と切っても離れない「Google」である。



母の名はAutoML、子はNASNet

2017年5月、Google Brainの研究者らが「自らの力で新たな人工知能を作り上げるAI」であるAutoMLの開発に成功した。

今月になって、AutoMLが生み出した「子AI」について、レポートが発表された。

驚きなのは、AutoMLが作り上げた「子AI」はこれまで人類が作り上げたAIよりも優れた性能を持っているとのことだ。

人間では測り得なかった演算処理のロスや効率化を、母親であるAutoMLが子AIに施すことで、そのような結果が生まれたわけだ。

子供の名前は「NASNet」

NASNetは「視覚システム」

NASNetは、コンピューターによる視覚システムとしてAutoMLより生み出された。

リアルタイムの動画から、そこに映っているものが「何であるか?」を識別することができる。

これにより、将来的にはクルマの自動運転や、視覚障害者の支援、そして監視システムの分野に技術が利用される可能性がある。

現在、人間が作り上げた視覚システムよりも、1.2%高い82.7%の正答率まで精度を上げている。


2022年AutoMLは商用化される見通し

人工知能:AIを構築するにあたって、必要な要素として「機械学習」というものがある。

AIを、今後実用化するなかで、この機械学習というものが、実は大きな枷となっている。

その理由は、その機械学習の理論や方法を身につけた「技術者」が必要だからである。

技術者とはもちろん人間のことである。

が、その知識を身につける為にはたいへんな時間と労力を必要とし、更には技術者となってからも、長い時間をかけて人工知能と向き合わなければいけない。

人工知能:AIは、これからまさに、電気や自動車、インターネットと同じくらい、人類の文明を変えていくものだろうが、そのスピードに人間が追いついていない状態なのである。

そこで、機械学習「Machine Learning」を自動「Auto」で行ってもらうための人工知能。

つまり、NASNetの母親である「AutoML」が作られた。

AutoMLが目指すのは、人間が必要とする用途に合わせたAIを生み出すこと。

そして、生み出したAIを、管理し育てること。

Googleのサンダー・ピチャイCEOは、AutoMLの商用化の時期を問う質問に対して、

「今後5年ほどで、コーディングやコンピュータ言語を全く知らなくても、自分の目的に合わせた機械学習プログラムを設計することができるようになる」

と答えた。