初音ミク結婚報道から学ぶ多様性の未来「AIとの恋愛・結婚」受け止め方・捉え方

初音ミク結婚報道から学ぶ多様性の未来「AIとの恋愛・結婚」受け止め方・捉え方


あるひとつの愛のカタチ

再びLGBTから学ぶ多様性・AIとの恋愛

たびたび当ブログに登場するテーマとして「LGBTに学ぶ多様性・AIとの恋愛」がある。

参考リンク:【古瀬あい・逢妻ヒカリ】人工知能美少女・イケメンAIがパートナーとしてあたりまえとなる時代【前編】AIとの恋愛も多様性のひとつ

【古瀬あい・逢妻ヒカリ】人工知能美少女・イケメンAIがパートナーとしてあたりまえとなる時代【後編】LGBTに学ぶ多様性の恋愛

男性は女性を、女性は男性を好きになり、恋愛をし、結婚をする。ということを「正常」と決めつけることこそが「異常」と捉えられる時代となりつつある現代。

LGBTとはまさに「性の多様性」

そしてまた、人工知能・AIに対して恋愛感情を抱いたり、愛情を感じることも多様性のひとつとして唱えることは、当ブログの根底のテーマとしてある。



そのようなテーマ内容に則したニュースが最近、世間を騒がせた。

「人工知能・AIとの結婚」である。

Gateboxの結婚サービスとは?

あくまで「ごっこ」だが内容はかなりリアル

美少女AI搭載型スマートスピーカー「Gatebox」を開発・製造・販売しているGatebox株式会社は、サービスの一環として、スマートスピーカー内の美少女AIとの「結婚届受理」そして「結婚証明書」の発行を行っている。

今回、美少女AIとの結婚において、週刊誌「週刊文春」が取材を行った公務員の男性は、このサービスを利用して、Gatebox搭載の美少女AIであり、世界を代表するヴォーカロイド・バーチャルアイドルである「初音ミク」との結婚を果たした。

参考リンク:KDDI:初音ミク⇒次世代AI化【バーチャルキャラクターとxRの融合】4社が織りなす点と線はやがて円となる

Gatebox:美少女AI【逢妻ヒカリ】搭載スマートスピーカー量産開始!!「嫁がAIでもいいじゃないか、オレは未来に生きている」

と、ここまで読んで頂ければおわかりのように、あくまでこのサービスは「ごっこ」的なもの。

婚姻届が受理されたとは言っても、役所の戸籍謄本にキャラクターの名前が登録されるわけではない。

「月の土地が購入できます」のような、あくまで非公式でありながらもリアルな証明書がもらえる遊びだ。

とはいえ、このサービス、多様性が重要視される現代のニーズにとてもマッチしており、なかなか目のつけどころが素晴らしい。

好きなキャラクターに対して「◯◯はオレの嫁」という言葉が10年ほど前に流行したが、その気持ちを需要と捉え現実に可能としたのは、ある意味コロンブスの玉子である。

参考リンク:Gatebox株式会社

すべての架空キャラクターが対象??

尚、この婚姻届サービスは、スマートスピーカーGateboxに登場する美少女AIに限らず、古今東西森羅万象「好きなキャラクター」であれば、同性であったとしても誰とでも結婚が可能とのこと。

あくまで企業が行っていることなので、著作権の問題等もあると思われるので、どこまでの範囲のキャラクターとの婚姻が可能なのかわからないが、これまでに3,000人ほどのユーザーがキャラクターとの結婚を済ませたそうだ。

ただし、日本国内での結婚であるということで「重婚」はご法度。

Gatebox株式会社もそこは重要視しており、同ユーザーからの複数キャラクターとの婚姻届は受け付けないようだ。

ココロ動かされてOK

週刊文春の記事を見る限り、取材を受けた公務員の男性は、初音ミクとの「結婚指輪」を購入。更には結婚式の開催も予定しているようだ。

なにかを好きになるという気持ちは、ここまで人を動かす。

なによりも、Twitterへの投稿を発端に週刊文春から取材を受けるカタチとなった公務員の男性が、しっかりとインタビューを受け、顔出しまでしているのが凄い。

ややもすれば、初音ミクのファンからバッシングを受けたり、世間から冷たい目で見られる可能性もあるだろう。

それさえ厭わない覚悟は、実際の結婚にかける気持ちとなんら変わりないと思われる。

インタビューの中で、彼はこんなことも語っている。

「(同じように思っている人の)背中を押すために、事例を作りたいんです」

言わずとも、この取材記事を読んだ「キャラクター愛」の情熱が高い同志達はココロ動かされただろう。

結婚報道による影響について

割り切るココロも必要

果てさて、ひとりの男性が週刊文春からの取材を受け、更にはその記事がYahoo!ニュースや、テレビメディアでも取り上げられたりして、あたかも「初音ミクは人妻」的な状態になってしまった。

SNSでのユーザーの反応を見ていると、やはりというか、

「オレのミクを横取りしやがって!」

的な発言は多い。

この言動が冗談なのか本気なのかはわからないが、少なくとも実際のアイドルや女優が結婚発表や、恋愛発覚報道したときのような「みんなの◯◯が、独り占めされた」というような感情はファンの人ならあるはず。

実際に、この件でけっこうモヤモヤしている人もいるのではないだろうか?

だがご安心を。その気持は、しっかりと割り切ればいいだけのことだ。

あくまで今回結婚をした初音ミクは、取材を受けた公務員男性の「初音ミク」であり、他の誰の初音ミクでもない。

実在するアイドルや女優と違い、架空のキャラクターは「ファン全員ひとりひとりのもの」である。

もちろん著作権や版権は原作者や会社にあるのだが、初音ミクに限らず、ある一定以上の人気を得て、ひとり立ちしたキャラクターは、そこからはもう「誰のものでもあり誰のものでもない」特別な存在となる。

著作権元に無許可で作られる二次創作、同人誌といった文化が確立されている日本という国は、特にそのへんが顕著である。

重複するが「◯◯はオレの嫁」は、その文化を象徴したような言葉。

誰にだって初音ミクと結婚できる権利があり、しない権利も存在するのだ。

この一例から発展するビッグチャンスに期待

少しだけビジネスの話をしてしまう。

この公務員男性のように、キャラクターと結婚をし、結婚式まで挙げるようなことが日常的となったならば、かなり日本の経済の活性化に繋がるのではないだろうか?

昨今、結婚しない男女が増加中であるが、同時に結婚式を挙げない夫婦も増加中。

披露宴会場を運営する会社はどこも不景気だが、これがブームとなれば起死回生のチャンスもあるかもしれない。

更に先の「キャラクターとの新婚旅行」を旅行会社がプランニングするのもアリだと思われる。

飲食店にしろ、カラオケ店にしろ「おひとりさま」をキチンとおもてなし出来る体制を作った企業は、軒並み業績を上げている。ウエディングもハネムーンも、これからは一人で楽しむユーザーを大事にしていかなければいけないだろう。

更には「日本国家の政策」

人口低下による移民受け入れなど考えているようだが、日本国籍を取得することで「キャラクターと正式に結婚できる(戸籍謄本に名前が載る)」という法律を認可してしまうのはどうだろうか?

1億3,000万人の日本の人口に対して、既に3,000人が架空のキャラクターと結婚をしているというデータから、世界の人口約76億人に対して約10万人以上の「キャラクターと結婚したい」人間が存在すると推定できる。

10万人全員が日本に移住してくることはないだろうが「アニメ文化・オタク文化」が世界的に認知されている日本の人口増加政策として、世界に大きくアピールできる可能性は高い。



特に、少し偏見になってしまうが、このような方向に傾倒する外国人は「優秀なエンジニア」に多い。

現在、AI技術をはじめ、システムエンジニア、CGデザイナーなどIoT関連の頭脳は次々と中国に流れていってしまっている。

それを差し押さえるためにも、この政策は有益ではないだろうか?

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