東京五輪:2020年の東京は人工知能の見本市「競技の判定への導入も」

東京五輪:2020年の東京は人工知能の見本市「競技の判定への導入も」




2020年に向け東京が変わる

史上、最もイノベーティブ(革新的)な大会にする

2020年開催、東京オリンピック・パラリンピックにて、大会関係者は、会場、その他観光施設、それだけでなく、競技においての審判にも「人工知能(AI)」を採り入れる意向を示している。

「史上、最もイノベーティブ(革新的)な大会にする」

そうビジョンを掲げているのは、大会組織委員会、東京都、国、民間企業の実務担当者だ。

すでに、実証実験の一環として、東京都庁には、英語や中国での会話も可能な、コミュニケーションロボットの「ロボピン」を設置。

来庁者に対して、都庁舎の案内や、観光案内を行っている。

ロボピンの開発は、日本が誇る家電メーカーのひとつ、富士通が行っており、同社の音声認識人工知能である「FUJITSU Software Live Talk」が活用されている。



羽田空港では大規模な実証実験

空の玄関口となる「羽田空港」では、既に実証実験が、かなりのスケールで展開されていた。

2016年度参加事業社17社、2017年度参加事業社7社の規模で実証実験が行われ、先日2月9日に、ひとまず実験は終了のはこびとなった。

実際に、空港というターミナルにおいて、人工知能、ロボットを運用するにあたって、

①ロボット(製品)自体の安全性

②公共空間での稼動についての安全性

③導入効果の検証

以上、3つのフェーズを想定しての実証実験であった。

羽田空港の案内ロボットのうち、ひとつを、日本が誇る家電メーカーのひとつである「日立製作所」が行っている。

転倒時の自立機能もついており、人手を借りない独立したロボットとのしての側面を強調している。

 

案内ロボットとしては大きく先輩となるソフトバンク社の「ペッパー」も実証実験に参加。

表情認識システムは、苛立つ利用客の対応に役立ったと思われる。

AIは競技審判にも

更に、まことしやかに囁かれていることは、オリンピックをはじめ、世界大会クラスの競技において、審判として人工知能を導入する予定があるということ。

特に、芸術点を競う、体操やフィギュアスケートといった競技は、アスリートの技術向上にあわせて技の難度、スピードが向上し、人間の肉眼では判断しづらい領域にまで入ろうとしている。

現状、これらの解決策として、演技後にスローカメラでの再確認が行われたりしているが、同時に膨大な待ち時間を作ってしまっている状況でもある。

それを解消するため、審判として人工知能を導入。

アスリートの演技や技が、100%基準のクオリティにおいて、何%の出来であったのか? を、計算するというものだ。

これが、導入されたなら、ライブ中継の画面隅に、リアルタイムで「いまの技のポイント」が表示されることも考えられる。

グレーゾーンであった、これら演技種目の芸術点が、ある意味、目に見えて明確なものへと切り替わる可能性もありうる。

2年後の東京オリンピック・パラリンピックでは、人工知能審判が、大いに活躍しているかもしれない。



東京五輪は「人工知能の見本市」となりうる

さまざまな日本企業や、団体が、世界中からの来訪者に向け、日本の企業力を評価してもらう場となるオリンピック・パラリンピック。

現在の「人類的キラーコンテンツ」ともいえる、人工知能に対しての、日本においての独自進化を、どこまで世界に発信することができるだろうか?

かたや、ラスベガスではAI制御の自動運転バスが走り、かたや、ドバイの空には乗用ドローンが滑空する。

それらを凌駕するほどのインパクトをもって、迎えなければいけない2020年の東京。

そこまで大掛かりなものはないにしても、日本の心である「おもてなし」の精神をもった、大量のロボットや人工知能たちが、街中に溢れることは間違いないだろう。

東京五輪はまさに、人工知能の見本市となりうる。