ポケモンGO:Nianticの新AR技術でグラードンが現実の火山!!カイオーガが海から現れる!?【Real World Platform】

ポケモンGO:Nianticの新AR技術でグラードンが現実の火山!!カイオーガが海から現れる!?【Real World Platform】

ポケモンGOが人工知能で進化

7億5000万ダウンロード「Pokémon GO」

「Pokémon GO(ポケモン ゴー)」は、2016年7月からサービスがスタートした、スマートフォンアプリ。

アメリカ合衆国のゲーム会社「Niantic(ナイアンティック)」が、任天堂と提携し製作した、テレビゲーム「ポケモン」をベースにしたGPS位置情報ARゲームである。

世界累計ダウンロード数が「7億5,000万」を突破し、現在もなお人気衰えることない「ポケモンGO」

スマフォアプリ「ポケモンGO」のいちばんの特徴として挙げられることは、スマートフォンのカメラ越しに映る現実の世界に、様々なポケモンたちが現れ、あたかもそこにいるかのように描かれるところだ。

このような、カメラのライブ映像にキャラクターが登場する技術を「拡張現実」といい「Augmented Reality(オーグメンテッド・リアリティ)」の頭文字をとり「AR」と呼ばれている。

この度、ポケモンGOの製作をしているナイアンティックは、人工知能によるAR技術の飛躍的な技術発展の発表と、それによるポケモンGOの大型アップデートを示唆してきた。

AR(拡張現実)技術の進化

旧技術と新技術の比較

現在のポケモンGOのAR技術は、カメラを通して映し出された現実の映像の上に、キャラクターの3Dグラフィックスがペタリと貼り付けられているだけのような状態だ。

上のような写真の場合、ピカチュウは芝生の上に立っているが、例えばカメラの前に人間が横切ったとした場合、その人間の上にピカチュウが重なるように表示されてしまう。

これは、ナイアンティックが提供している新たなAR技術のサンプル動画のキャプチャーだが、画像のようにこれまでのポケモンGOのAR技術では、障害物や人間など関係なく、単純にキャラクターが現実の映像に貼り付けられているだけであった。

これが、新しいAR技術が加わることにより、カメラの前を横切ろうとする人間を「障害物」として捉え、その向こうをピカチュウが走るようにリアルタイムに演算処理される。

ナイアンティックの新技術ARは、現実世界を人工知能によりリアルタイムにデジタル化し、ARキャラクターが生き生きと動き回れる空間を作ることに成功した。

Real World Platform

ナイアンティックの新たなAR技術は「Real World Platform」と呼ばれている。

Real World Platformは、ユーザーのカメラを通して映し出された現実の映像を、人工知能の「画像認識」により、その空間にあるモノの性質や動きといった「文脈」を理解していく。

ナイアンティックが提供している新たなAR技術のサンプル動画では「人間」と「それ以外のオブジェクト」というものが文脈として人工知能が認識していることがよくわかる。

ピカチュウは歩きまわる人々の間をぶつからないように走り回る。

「それ以外のオブジェクト」は、配置の順番を画面の手前から奥まで把握し、遮蔽物がある場合、動きまわるピカチュウはその後ろ側に消えるように演算処理される。

画像認識による「文脈」の理解

Real World Platformは、画像認識による「文脈」のボキャブラリーを増やすことが可能だ。

例えば「テーブル」「ベッド」「リンゴ」などのボキャブラリーを得たとした場合、ポケモンのピカチュウはテーブルの上に飛び乗り、その上に乗っているリンゴを美味しそうに眺め、そのあとベッドの上で居眠りしてしまう・・・

というような一連の動きを、リアルタイムにスマートフォン越しの画面で見せてもらえるようになるわけだ。

また「水」というボキャブラリーを増やしたとしたならば、ゼニガメやコイキングといった水属性のポケモンが、プールの水面から飛び出してくるというようなことも今後は可能となる。

これはもう、本当にポケモンが現実の世界にいるかのような体験となるだろう。

第3者への技術解放

そこから始まる無限大の可能性

多人数でARゲームをプレイする場合、通信遅延や処理落ちが発生しやくす、共有体験感覚が損なわれる。

この課題を解決するために、ナイアンティックは独自の低遅延のARネットワーキング技術を開発。ユーザー環境ごとに、コードを書き分けることなくAR体験の共有を可能にするプラットフォームを構築している。

現在は、AR技術開発の第一歩としてゲームに焦点をあてているナイアンティックだが、将来的にはARと接続するあらゆる現実世界で、このプラットフォームを利用できるようにする予定だ。

そのため、プラットフォームを第三者に開放していく。

これによる副産物は、前述した「オブジェクト文脈」のボキャブラリーが多様に広がっていくことだ。

拡張現実と現実世界の間にあった壁は、凄い勢いで突き破られていく。

いずれ、この技術で表現される、火山の噴火の中から勇ましく現れるグラードや、海底から水上へ豪快な水しぶきをあげて現れるカイオーガを見ることができるのだろう。

 

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