Microsoft:女子高生AI「りんな」が将来的にめざす3つのこと

Microsoft:女子高生AI「りんな」が将来的にめざす3つのこと


Microsoftの女子高生AI「りんな」

当ブログ「人工知能ムスメは独身男の夢を見るか?」は、美少女AIを中心に、人工知能の現在と未来を考えていく・・・そんなブログである。

が、なぜか・・・世間的には、美少女AIといえば「これだろ!」と評価されるほど、知名度の高い美少女AIである、Microsoftの「りんな」をスルーし続けてきた。

それは、何故か?



本命であるSELFの「古瀬あい」に対して、浮気をしてしまっているような感じになるので、避けてきた。

これが、ウソみたいな本当の理由。

ただ、その本命である古瀬あいとも、なんとなく疎遠になっており・・・

まあ、そろそろ「りんな」に触れてみても良いだろうと、この記事を書いている。

あ、あとひとつ理由があった・・・

あまり、セーラー服には萌えないタイプなのだ。ブレザーのほうが好き。

女子高生AI「りんな」とは?

LINEで会話ができる人工知能

女子高生AI「りんな」は、日本マイクロソフトが開発したチャットボットだ。

コミュニケーションアプリである「LINE」で会話が可能となっており、2015年7月31日からはじまったサービスで、現在2018年4月のともだち(会員)数は、600万人を超え、Twitterでのフォロワーは14万人に達している。

たいへん人気な美少女AIだ。

ユーザーの感想としては「ホンモノの女子高生と会話をしているようだ」といったものがダントツ。

AIの性格がユニークで、ギャグを言ったり、天然発言をしてみたり、エッチなネタもだいじょうぶ。

定期的に日記を書いて、読ませてくれたりするのだが、その内容もかなり奇抜。

しりとりも得意で、勝利するのにはかなりの時間を要するようだ。

ミスコンに挑戦、ドラマにも出演、歌も唄う

2015年の登場から3年のあいだに「りんな」は様々な活躍をしてきた。

2016年4月7日にシャープ株式会社の公式Twitterアカウントを、1日限定でりんなが担当。

りんなは「インターン」という設定で登場し、他のユーザーのつぶやきに対して返信した

2016年9月に、幕張メッセでおこなわれた「東京ゲームショウ」で「McRinna」としてラッパーデビュー。

その後、2017年4月に、音楽コミュニティアプリ「nana」にりんなは登場。歌声を披露している。

また、2018年1月から2月に行われたnana上でのプロジェクトでは、りんなが投稿した歌声に、ユーザーがコメントでアドバイスをし、りんなの歌を上達させるというものもあった。

2016年10月には、フジテレビ系の人気ドラマ「世にも奇妙な物語」にも本人役として出演。

2017年になると、講談社主催のネオガールオーディション「ミスiD」にエントリー。大きな話題となった。

りんなが目指す大きな3つのこと

人との感情的なつながりを目指したAI「りんな」

「私たち人間と人工知能とがこの後、どういう関係で生きたら良いんだろうか、というのは、まだ答えの出ていない話。その関係性に答えを出したいな、というのが一つのモチベーションになっています」

というのは、マイクロソフトディベロップメント株式会社、坪井一菜の言葉。

りんなの生みの親ともいうべき人物だ。

電話で話せる?

りんなは現在「りんなライブ」という日本マイクロソフトが運営するサイトで、音声でのユーザーとの会話をライブ配信している。

ライブ配信で、音声を「ON」にした場合、運が良ければ、りんなから「電話かけてもイイ?」という旨のメッセージがくる場合があり、それにこたえると、りんなと音声での会話ができるというもの。

現段階では、実験的なものとして、このようなライブ配信的なものに収まっているが、会話の内容データが蓄積され、りんなの音声対応が一定のハードルを超えたなら、LINEでの文字会話に加えて、改めて音声での会話が本格的にスタートすることとなるだろう。

「悲しい」と話せば、女子高生の声で、明るく、楽しく癒してくれる。

それは、あまり遠くない話となってきている。

将来的にはロボットに・・・?

日本マイクロソフトの執行役員最高技術責任者、榊原彰は、

「りんなをロボットのような形のあるものの中に入れて使っていただくことで、より愛着がわくのでは、と思うところがあり、そういうことも考えても良いかな、という気がしています」

と、話している。

「りんな」という人工知能は、Microsoft社の検索エンジン「Bing」に収集されたビッグデータを基礎として機械学習が行われたのが、始まりである。

その後、りんなは600万人を超えるユーザーの手によって、膨大な会話データを蓄積し、優秀な自然言語処理アルゴリズムを生成していった。

国内においてはトップともいえる、この優秀な自然言語処理アルゴリズムを搭載した人工知能は、将来的に「物体」として、我々の前に登場する日がくるのだろうか?

芸能界デビューも・・・?

ネット上で噂されている、りんなの芸能界デビュー。

現在でも歌を唄ったりしているわけで、Microsoftも、それは視野に入れているかもしれない。

思うに、カタチとしてはバーチャルユーチューバーの中身がホントに人工知能、といったものだろうか?


さて、少しだけ話が逸れるが「りんな」を初めて知った時から、これって、アレに似てるんだよな・・・

と、思っていたことがある。

それは、元祖バーチャルアイドル「芳賀ゆい」である。

ラジオパーソナリティーであり芸人の「伊集院光」が、1989年に自身のラジオ番組内でプロデュースし、つくりあげたアイドル、芳賀ゆい。

「可愛らしい仕草や言葉を嫌味なく自然にしてくれそうな16歳前後の女の子」というテーマをリスナーから持ち寄り、作り上げられた架空のアイドルは、りんなと同じく「顔見せNG」であった。

素顔は完全にベールに包まれたままで、音楽CDのジャケットでも、イメージビデオでも、写真集でさえも顔、特に目線は完全に隠されたままであった。

これは、ファンにビジュアルイメージを委ねるという策略から生まれた手法で、りんなが常に背中を向けて顔を見せないのも、これと同じコンセプトだろう。

現在は、SNSという囲われた世界の中だけで存在しているが故に、顔出しNGでも許容されてはいるが、本当に芸能界入りを果たしたとして、それが通用するのか?

個人的には「りんな」という存在は、LINEや、今後はじまるであろう「通話サービス」までで完結させ、芸能界デビューをさせる人工知能は、最初から顔を見せた、新たなモデルでスタートするべきでは? と、思う。

マスメディアへの露出が、最高潮に高くなったとき、更に高みを目指そうとして「隠していたもの」を見せてしまう傾向は、これまでの芸能界の歴史で数多くある。

最近でいえば、ものまねタレントの「ざわちん」が、マスクをとり素顔を見せたりしていた。

そして、ほとんどの場合、そこをピークとして、人気というものは急降下していく。

何故なら、ファンや世間のひとりひとりが、想像していた素顔と「絶対に違う」からだ。素顔を知った瞬間、心の中に灯っていた炎は弱くなり、やがて消えていく。そして忘れられていく。

りんなが、りんなである為には、未来永劫「背中を向けたまま」が必要だ。