e-Palette:トヨタ自動車「東京五輪」に【イーパレットなど】3,000台のモビリティ車両を提供!! 自動運転車市場の国内覇権はどのメーカーに!?

e-Palette:トヨタ自動車「東京五輪」に【イーパレットなど】3,000台のモビリティ車両を提供!! 自動運転車市場の国内覇権はどのメーカーに!?


自動運転車市場における熾烈な戦い

100年ぶりの技術革新の覇権を担うのはどの企業?

2018年7月16日の記事「Baidu百度 & SoftBank:自動運転バス「アポロン」間もなく上陸!!東京都内を走る日は近い!?【日野・いすゞ・三菱】国内メーカーは対抗できるのか??」にて、2018年内にも中国企業「Baidu(バイドゥ:百度)」がSoftBankの助力にて、東京都内にて「自動運転バス」の運用をはじめる予定であることを紹介した 。

100年ぶりの技術革新とも云われ、巨大な経済効果を生み出すであろう「自動運転車」市場。



日本企業は、中国企業に「先手」を打たれた形となったが、ここにきて「後手」である日本の企業は、あたかも将棋の「四間飛車」の如く、先手と五分五分に戦える戦法をとってきた。

玉(ぎょく)の名前は「トヨタ自動車」

「Experience Amazing」未来とつながる世界企業だ。

ICO・IPOと手を組んだトヨタ自動車

トヨタ自動車の経営理念

トヨタ自動車株式会社、愛知県豊田市に本店をおく「2017年・販売台数世界第3位」の自動車メーカー。

また、売上高、営業利益高などにおいて、日本国内ランキング1位の企業でもある。

もはや「日本が誇る世界企業」といっても過言ではない。

トヨタの経営理念のひとつに、

「研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし」とある。

その理念の通り、時代の流れに先行して、トヨタは2013年頃から、人工知能・AI事業へ本格的な取り組みを行っていた。

そのひとつが、当ブログでも以前に取り上げた「人工知能・AIによるタクシー配車システム」であり、

トヨタ自動車:【AI】人工知能によるタクシー配車システムを開発

もうひとつが、今回紹介する「人工知能・AIによる自動運転車」 である。

モビリティサービスで五輪大会を支援

トヨタ自動車は、オリンピックの国際委員会である「IOC」とパラリンピックの国際委員会である「IPC」と、2017年〜2024年の8年間「車両・モビリティサービス・移動支援ロボット」においてのパートナーシップを締結。

2020年に開催される「東京オリンピック・パラリンピック」においても、さまざまな車両、モビリティサービスを提供していく予定だ。

モビリティサービスとは?

クルマの個人利用(マイカー)ではなく、カーシェアリングなど、所有から利用へと普及させていく概念。

トヨタは国内で先行して「Times Car PLUS」に車両提供、業務提携を行っている。

トヨタ自動車:タイムズ24と業務提携「AIのための運転データを収集」

トヨタのモビリティ車両を紹介

e-Palleteは空間を自由に使える自動運転バス

トヨタ自動車が「東京オリンピック・パラリンピック2020」に提供するモビリティ車両の第1弾として紹介したいのが、レベル4(特定エリアでの完全自動運転)が可能な、運転席の存在しない自動運転EVバスである「e-Palette(イー・パレット)」

ガソリンを使用しない完全電動化の小型バスである「e-Pallete」は、オリンピック・パラリンピックにおいて、選手村内での移動に利用される予定。

e-Palleteのスマートコンセプト

自動運転EVバス「e-Pallete」のコンセプトは実にスマートだ。

自動運転で且つ、運転席の存在しない車内は、自由にカスタマイズ可能。

「移動+なにか」を同時に行うことが可能というわけだ。

例えばe-Palleteの内装を「レストラン」にしたとする。

移動レストランに乗り込めば、デートのランチを済ませたあとは、次の目的に到着済み・・・なんて利用方法が可能だ。

キャンピングカーで寝ることは可能だが、ドライバーが就寝中の移動は不可能。

だが、e-Palleteはそれを可能にしてくれる。

通勤時間もゆっくりベッドの中は、全てのビジネスマンの憧れだ。

移動中くらいゆっくりさせてよ・・・と思うかもしれないが、e-Palleteの内部を研究室にして、新商品の開発を進めることも可能。

営業マンなら、会社に帰ってからまとめてデスクワークではなく、移動中に顧客情報の整理もお手のものとなり、帰宅時間も早くなるだろう。

移動する自遊空間はアポロンを迎え撃てるか?

東京都内の「商業用・自動運転バス」においては、中国企業のBaiduとSoftBankの「アポロン」が先行する予定ではある。

が、トヨタ自動車のe-Palleteについては、更にその先の利用方法を想定したコンセプトとなっており、バスという使用方法のみならず「移動する自遊空間」として、広くユーザーに利用される可能性が高い。

さすが「研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし」を理念とする企業である。

人工知能搭載 TOYOTA Concept-愛i は成長するクルマ

続いてトヨタは2020東京オリンピック・パラリンピックの舞台となる東京都臨海地区において「TOYOTA Concept-愛i」シリーズのデモストレーションを行う予定。

2017年に行われた「東京モーターショー2017」に出展された、人工知能・未来感バリバリのコンセプトカーが、観戦にきた世界中の人々の前にお目見えする。

「人工知能により、人を理解するパートナーとして、新しい時代の愛車となること目指す」をコンセプトに作られた「TOYOTA Concept-愛i」

・車内での会話情報からドライバーの趣味嗜好を理解し、ニュースや話題を提供

・ドライバーの感情を理解し、ストレス過多や疲労困憊の状態の際は、自動的に自動運転モードに切り替わる

・ドライバーが眠気を感じている時は、覚醒状態になるようサポート

・クルマからドライバーに語りかけ、話題を提供

・少し遠回りでも、ドライバーにとって楽しめるコースならそちらへ誘導

これらの特徴は、TOYOTA Concept-愛iにとってはまだ一部。

真の「愛車」として成長するクルマは、ドライバーにどんな未知なる体験を与えてくれるのか?

オリンピック・パラリンピック期間中にデモンストレーションを行う「TOYOTA Concept-愛i」を、競技観戦の合間に、是非とも体感してもらいたい。

出来れば・・・ヘッドライトのあいだに、左右に移動する赤いスキャナーライトをつけてくれればサイコーなのだが・・・

TOYOTA i-ROADはお気軽に乗れる三輪ミニカー

人工知能・AI関連のモビリティは以上となるが、それ以外でも様々な車両を2020東京オリンピック・パラリンピックに提供する予定だ。

まず紹介するのが、一人乗り小型モビリティ「TOYOTA i-ROAD」

第1種原動機付自転車(ミニカー)に分類されるi-ROADは、スクーターのように気軽に運転できると同時に、雨や高温といった天候からドライバーを守ってくれる。

三輪なので転倒の危険も少なく、小型なので駐車のスペースにも困らない。また、ミニカーとして扱われる三輪車のため「ヘルメットの着用は不要」という更なるお手軽さ。

i-ROADは、大会スタッフの移動に使用される予定だ。

水素を燃料に「その先」をいくトヨタのエネルギー

トヨタ自動車はこれら「オリンピック・パラリンピック公式車両」を3,000台提供する予定。

セダンカーとして「MIRAI」バスは「SORA」を準備している。

MIRAI、SORAともに特筆すべきは「燃料」

ガソリンから、電気+ガソリンのハイブリット、そして完全電気のEVへと自動車の燃料は進化しているが、MIRAIとSORAは、その先をいく「水素」が燃料だ。

空気中の酸素と、燃料として充填された水素を化学反応させ「発電」することで走るMIRAIとSORA

二酸化炭素(Co2)を一切排出しない技術は、未来の環境のことも考えている。

セダンカーのMIRAIについては、水素3分間の充填で650キロの走行が可能とのこと。

尚、MIRAIは2014年からトヨタ店ならびにトヨペット店にて販売中。

お値段 ¥7,236,000−也

たけぇよ。

トヨタ自動車vs SoftBank

IOCとガッチリ手を組んだトヨタ自動車は、オリンピック・パラリンピックを通じで、トヨタの未来と技術を全世界にアピールするつもりだ。

更に、トヨタは現時点での発表に加えて、新しいモビリティ車両をオリンピック・パラリンピックに向けて開発中。

今後も新車を次々と投入してくる予定だ。

今回の記事の冒頭で、自動運転車の市場において、日本は中国に先手をとられたと書いた。

中国「Baido」の自動運転バスを日本に招き入れるは、2017年度日本企業売上高ランキング第7位の「SoftBank」

そして、それを迎え撃つは第1位の「トヨタ自動車」

まさに日本の誇る巨大企業同士による「人工知能・自動運転車 戦争」の勃発だ。

もちろん中国の人工知能技術も素晴らしく、良いものは国内でも広く展開してもらって構わないのだが、やはり国内メーカーが元気でないと、日本の経済が活性化しない。

続く、国内メーカーの自動運転車市場への参入。果たしてどこが動くのか?



将棋の戦法「四間飛車」は、後手を有利にさせる戦法のひとつ。

駒組みが完成したら、相手の攻めを軽く受け流しながら攻める、まるで闘牛士のようなスタイル。

攻められても攻められても、ふわりと捌きつつ前進していく。

「ここからは日本のターン」

スイッチは、もう切り替わったのかもしれない。

 

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