SIGNAL:WebBotを超える!? 最新の東京大学AI技術で仮想通貨価格変動予測アラートはどこまで信用できるのか?

SIGNAL:WebBotを超える!? 最新の東京大学AI技術で仮想通貨価格変動予測アラートはどこまで信用できるのか?


WebBotを超える? 仮想通貨予想AI

以前、当ブログ「人工知能ムスメは独身男の夢を見るか」において、紹介した「WebBot(ウェブボット)」

SNS内での仮想通貨に対するコメントを収集し、感情データを解析して分析、今後の仮想通貨の価格の変動を予想する人工知能(AI)的なツールだ。



WebBotの開発に携わったのは、Microsoftの元コンサルタントである「クリフ・ハイ」

今回、紹介する、仮想通貨市場予測AIプラットフォーム「SIGNAL」は、東京大学が発明したAIを基板としたサービスだ。

それでは「SIGNAL」について、説明していこう。

提供は株式会社FACTBASE

「SIGNAL」は、仮想通貨市場の動向やニュースをAIがアラートで知らせてくれるサービスである。

このサービスを提供するのは「株式会社FACTBASE」

データを武器にして戦う、クレバーなベンチャー企業である。

事業内容は「仮想通貨データサービスの提供」つまり、このSIGNALサービスのために設立された、若さ溢れる期待のカンパニーだ。

SIGNALの特徴

3つの仮想通貨SIGNAL

SIGNALのサービスは、大きく3つに分かれている。

それぞれを簡潔に説明しよう。

SIGNAL App

仮想通貨トレードに役立つ情報をiOSアプリ・Androidアプリでチェックすることができるサービス。
無数にある仮想通貨情報のなかから、値動きに関係すると判断できる情報のみをAIが判断し、通知してくれる。

(2018年5月リリース予定)

SIGNAL Alert

市場で値動きに大きな影響を与える可能性があるイベントが発生した時に、LINEで通知を受け取ることができる。

ニュース速報が出るのとほぼ同時のスピードで、情報を提供することを目指している。

(2018年5月リリース予定)

SIGNAL Board

仮想通貨の動向に関する数多くの情報が、一目でわかる見やすいユーザーインターフェイスにしたダッシュボード。

仮想通貨のトレードに役立つ様々なデータが集約されている。

(2018年以降リリース予定)

現在2018年5月31日の時点において、上記3点のサービスはどれもリリースされていない。

が、事前登録は可能である(当記事下部にリンクあり)

また、SIGNAL Alertはデモ版的な形で、LINE@にて受け取ることが出来る。

これも同じく、下部リンクの先にある事前登録にて登録終了後、LINE ID等が表示されるので、そちらからサービスを受け取ることが出来る。

SIGNAL最大の特徴を紹介

SIGNAL一番の特徴は「独自指数」「独自情報」の提供である。

この部分は、前述した「WebBot」に似ている。

独自指数というものは、ネット上にある仮想通貨に関する情報を精査して、その上でポジティブかネガティブなのかを判断する指標である。

その指標の元になるのは、ネット上の「感情(センチメント)」

WebBotでは、世界中のニュースサイトやSNSでの仮想通貨に対するユーザーのセンチメントを元に、未来予想を判断していた。SIGNALも、ほぼ同じ方法で、情報を収集している。

それに加え、SIGNALは、

・開発者コミュニティで発信された情報

・国際情勢

も踏まえて、独自指数、独自情報を導き出している。

WebBotよりも、かなり精度が高いといえよう。

ユーザーはこの情報を参考に、投資の判断を行うことができるわけである。

実際にどうなのよ??

現状、SIGNALはLINE@を使用しての、デモ的なアラート送信を行っている。

最新のものは、2018年5月3日に送信された、以下の内容のものである。

ゴールドマンサックス 数週間後に仮想通貨取り引きに参入予定

ゴールドマンサックスが仮想通貨取引に参入し、数週間のうちにもビットコインの先物取引を開始するということが明らかになった。

ゴールドマンサックスの取締役会で最終決定された。

参照元:New York Times

2018年5月3日 16時25分 送信

という情報が、LINEに送信された。

文章の内容から、関連する銘柄はビットコイン(BTC)だということがわかる。

では、このアラートが送信されたあとの、ビットコイン(BTC)の価格の変動を見てみよう。

上の画像は、2018年5月3日を中心とした、日足表示での価格変動グラフである。

ピンク色の細い縦のラインが、アラートが送信された時間である。

その直後から価格が約1,01万円から106万円へと、約5万円上昇している。

こちらは1時間足に表示変更し、もう少し細かく価格の変動を表示したもの。

同じくピンク色の細い縦のラインが、アラート送信された時間である。

アラートが送信されてから僅か3時間ほどで価格が急上昇しているのが、見て取れる。

当時、2018年5月3日近辺であれば、5月1日に「仮想通貨PGC日本人取締役が逮捕」だの、5月2日には「CoinMarketCapがiOS用のアプリをリリース」だの、仮想通貨に関するニュースは大小たくさん存在していた。

その中で、価格の変動が「まちがいない」とAIが判断し、アラート送信した「ゴールドマンサックスのニュース」

見事に的中ではあるが、問題はある。

SIGNALの抱える問題点

ニュース発表からアラート発信までのラグ

まず、アラートの送信時間。

2018年5月3日に、New York Timesの記事を参照し、アラートは送信されているが、New York Timesがゴールドマンサックスのニュースを報じたのは、1日前の5月2日である。

「いちはやく情報を届ける」と謳ってはいるが、そこまで早いとは思えない。

為替や株については、ニュース以前に、会見等での発言により、文字になる前に価格変動が起こることは日常茶飯事である。

現在はデモ版的な扱いなので、スピードを追求していないのかもしれないが、リリース版においては、海外の情報においても、ほぼラグのないくらいのアラート送信を期待したい。

ネガポジの判断がまだない

あくまで、現在はデモ版的なアラート送信なので、そこまで求められないのかもしれないが、アラート送信の内容に「ポジティブ」「ネガティブ」のハッキリとした明記がないことである。

文章をしっかりと理解できれば、自ずと「ポジティブであるのか?」「ネガティブであるのか?」ということは判断できそうであるが、そこまで出来てこそ「SIGNAL」というサービスの存在意義があるのでは? と思われる。

早期のリリースを望む

2018年5月に、SIGNAL AppおよびSIGNAL Alertのリリースは予定されていたが、現状まだSIGNAL Alertのデモ版的なものが、LINE@において展開されているだけだ。



仮想通貨に関するニュースやトピックス、ブログ記事、SNS内での発言は、現在、仮想通貨市場全体の価格が下落し続ける中でも、日を追うごとに増加している。

その中から、本当に必要な情報を精査するだけでもありがたい、株式会社FACTBASEが提供するサービス「SIGNAL」

そのAI性能は、前評判においては「WebBotを超えている」とされている。

個人的に、当ブログ「人工知能ムスメは独身男の夢を見るか」のカテゴリーのひとつである「技術特異点と独身男」内でも、記事として書いたように、仮想通貨に対する期待度はたいへん高い。

早く、仮想通貨が世界統一の「流通貨幣」となり、日常生活であたりまえに使えるような時代に突入するためには、なにより「保持者」の数が増えることが優先される。

そのためにも、仮想通貨を保持するためのきっかけのひとつして、SIGNALが大いに活躍してくれることを期待している。

 

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